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F1最終戦を前にNGOアムネスティがアブダビ批判

国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルが、今週末に今季のF1最終戦の開催が予定されているアブダビを批判した。

これまでにもバーレーンや中国などでF1レース開催に合わせて政治的批判活動が行われることはよく見られる光景だった。だが、今週アムネスティが発表した「ここに自由はない」と題されたレポートには、「アラブ首長国連邦による人権侵害は、世界からまったく無視されてきている」と記されている。

F1最終戦アブダビGP（23日決勝）とタイミングを合わせて出されたレポートはさらに、「きらびやかで魅力的に見える外見の下に、UAEのさらなる邪悪な面があることが明らかとなった」とし、政府に批判的な活動家が弾圧を受け、逮捕され、中には拷問を受けた者もいるとも主張している。

アムネスティの中東担当役員であるハッシバ・ハジ・サハロイは、アラブ首長国連邦は活動家に対する「恐ろしい」取り締まりを監督する立場にある「非常に抑圧的な国家」であると語り、次のように続けている。

「UAEを取り巻く国々は、ビジネスを行う前に、UAE当局によって行われている激しい虐待を見て見ぬふりをするのを止め、確固たる人権の確立に努めるべきだ」