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私を辞めさせたいなら棺おけに入れるしかないとF1のボス

2014年11月18日(火)6:46 am

今年、有罪判決が下されれば投獄されることになるだろうと言われていた汚職容疑の裁判を1億ドル(約116億円)という巨額の和解金支払いによって決着をつけたF1最高責任者のバーニー・エクレストンが、今後も今の仕事を続けると語った。

10月末に84歳となったエクレストンだが、仮に今年の裁判で有罪判決を受ければ、当然現在のF1最高責任者の地位も失うことは明らかだったものの、今ではその地位を手放すつもりは毛頭ないようだ。

『Gulf News(ガルフ・ニュース)』から、ある質問を受けたエクレストンは、大げさに次のように答えた。

「私がいつ辞めるかって?」

「確かに、今年は悲惨な年だったよ。これまでの人生でも最悪だったと言ってもいい。だが、以前からずっと言い続けてきているように、何も変わらない。私は今の仕事を続ける」

「そうする権力を持つ誰かが私に命じない限り、私のF1での仕事を終わらせる唯一の手段は私を棺おけの中に入れてしまうことだ。そのときはふたがきちんとくぎでとめられていることを確認したほうがよいがね」

これまで同様にF1の最高権威に君臨するエクレストンだが、何らかの状況によってはこれまでのやり方を変えるかもしれないとの警鐘も鳴らしている。

例えば、エクレストンは最近『BBC』に対し、現在のF1の収益分配方法を見直すとともに、競技規則や技術規則も見直したいと考えていると語るとともに、次のように続けた。

「大きな問題は、我々が今、民主主義で行っていることだ」

「もちろん、私は民主主義のようなものには反対だよ。民主主義だから、ワーキンググループを始めること以外には何もしたくないと言うこともできる」

「我々は、“これがそうすべき方法なんだ”と言えるようでなくてはならないんだ」

エクレストンは今回、ロンドンで『Gulf News(ガルフ・ニュース)』に対して次のように語っている。

「私は常に、私がそうしたいと考えた方法でビジネスを運営してきた。そして、ほとんどはうまくいった」

「それができなくなったとき、私は辞めることになるだろう」

エクレストンはさらに続けた。

「私はしばしば自分の経験と勘に頼ってあちこち飛び回っていた。誰にも頼らず、自分で決めてきた。時には間違うこともあったさ。だが、ほとんどの場合、私はうまくやってきたよ」

「そしてF1は、それに関係する何千人もの人々や、世界中の何百万人ものファンが、それによって恩恵を受けてきたんだからね」

エクレストンは最近、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアを批判するとともに、金を持たない若者を相手にしても意味がないなどと発言し、またもや大きな批判を呼ぶこととなっている。

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