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「今季のF1チャンピオン争いもここで決着」/メルセデスAMG、アブダビGPプレビュー

2014年11月15日(土)17:04 pm

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われるF1アブダビGP(23日決勝)に向けて意気込みを語った。

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■ルイス・ハミルトン「チャンピオンの座はわたさない」
「ブラジルはチームにとって素晴らしい結果で終わった。もちろん、僕にとっては計画通りではなかったけれど、(ミスもあった)あの状況でうまくばん回して2位になれたのはよかった。1-2フィニッシュの新記録を作ることができたのは、懸命に頑張ってこんな素晴らしいクルマを用意してくれたチーム全員にとって素晴らしい瞬間だった。サンパウロではファンと本当に一緒だという感じがしたし、彼らの応援は本当に素晴らしかったから、まだその余韻から抜け出せきれないよ。そのことでアブダビでの最終戦への意気込みも増している」

「初めてF1タイトルをとってからかなり時間がたったと言われるけれど、正直なところ、まったく初めてF1チャンピオンとなる戦いをしている気分なんだ。あのときより歳(とし)をとったのは確かだし、少しばかり賢くもなっていると思うよ。2008年以降多くのことを学んできた。でも、僕自身は以前と同じドライバーだよ。同じようにハングリーだし、同じように勝利に向かう意志を持っている」

「今シーズンは最初から全力を尽くしてきた。いいときも悪いときもあったけれど、一度もあきらめたことはなかった。チャンスをものにしてまた返り咲いてきたし、このレースでも僕のアプローチは変わらないよ」

「アブダビのサーキットではいい記録を作ってきている。実際、最前列からスタートできず、表彰台にも上れなかったのは昨年だけなんだ。でも、同時にこの数年の間には不運に見舞われたこともあった。特に2012年はそうだったね。今回はそういう悪運に襲われないよう願っているし、チームもそうならないように全力で頑張ってくれていることは分かっている。僕は落ち着いているし、自信もあるよ。勝利はいただくつもりだよ」

■ニコ・ロズベルグ「チェッカーが振られるまでは分からない」
「オースティンでの残念な結果の後、ブラジルではうまく反撃することができて僕にとってもチームにとっても素晴らしい週末になった、最初からうまくコントロールできていると感じていたし、テキサスで学んだことをきちんとやり遂げることができたのはすごく前向きなことだった」

「もちろん、ルイス(ハミルトン)もいいレースをして僕の後ろでフィニッシュしたから、選手権のリーダーの座を奪い返すことはできなかったけれどね。でも、その差は以前よりも縮まっているし、アブダビで僕がタイトルを取るチャンスも絶対にあると信じているんだ。それは簡単なことではないけれど、全力で攻めていくよ。これまでシーズンを通してそうしてきたようにね」

「僕がF1タイトル争いをするのは今年が初めてだけど、今年ほどいい感触が得られたことはこれまでになかったよ。チームは素晴らしい仕事をして僕を支えてくれたし、彼らが僕たちふたりがお互いに戦うために平等な機会を与えてくれたことも素晴らしいことだ。これまでにはものすごくいいときもあれば、困難なときもあった。でもそれがF1だし、家でテレビを見ている人たちみんなが僕と同じようにこの戦いがどう展開するかを楽しんで欲しいと思っている」

「勝つにしろ負けるにしろ、ダブルポイントだろうが、そうでなかろうが、僕は自分が今年達成してきたことに誇りを感じているし、とりわけこのシルバーアロー(メルセデスのレースカーの愛称)の一員として素晴らしいシーズンを送ってこられたことを誇りに思っている。このレースに向かうにあたって恐れはないし、ここで僕がタイトルを取ることができると信じている。チェッカーフラッグが振られるまで分からないよ!」

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