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【速報】ケータハム、F1アブダビGP参戦を発表!

2014年11月15日(土)0:06 am

ケータハムが14日(金)に声明を出し、F1最終戦アブダビGP(23日)に出走することを発表した。現時点ではドライバー体制などは明らかにされていない。

アメリカGP(第17戦)を前に管財人が指名されチームの精算手続きに入ったケータハムでは、同GPと続くブラジルGP(第18戦)の欠場を余儀なくされていた。だが、管財人は、チーム売却に向けて今後のF1参戦資格を維持するための必須条件となる最終戦への出走を目指し、それに必要な資金をインターネット利用によるクラウドファンディングによって調達を目指すなどの試みが行われていた。

クラウドファンディングでは目標額への到達が難しい状況となっているものの、管財人はほかの投資家による資金調達の可能性を示唆していた。

ケータハムの声明には次のように記されている。

「ケータハムF1チームは、来週末にアブダビで行われるシーズン最終戦への出走を発表できることをうれしく思う。これは世界有数のクラウドファンディング専門サイトである『クラウドキューブ』を通じて資金調達に協力してくれたファンの支援のおかげだ」

さらに、管財人であるフィンバー・オコーネルは、「我々は大きなチャレンジを行ったが、間違いなくそれだけの価値があるものだった。わずか1週間で、ファンが不可能を可能に変えてくれた。このチームを生かし、新たなオーナー候補者に向けて、まだレースができるチームであり、最終戦のアブダビにも参戦できることを示すことが最善の方法であることは分かっていた。これを可能としてくれたファンのみなさんには感謝の言葉もないほどだ」と述べている。

■新オーナー候補の数は大きく増えている
オコーネルによれば、過去数日の間に新オーナー候補の数も大きく増えているといい、アブダビでレースをすることによって2015年にも引き続き参戦していけるだけの出資者を見つけることも可能だと考えているようだ。

■クラウドファンディング締切9時間前の達成率は?
ケータハムのクラウドファンディングは、期限となっている14日(金)に大きく数値が伸び、日本時間の15日午前0時時点では締切まであと9時間を残す段階で79%の資金を獲得したことが記されている。

■気になるドライバー体制、小林可夢偉の出場は?
ケータハムが最終戦に復帰することになれば、気になるのはそのドライバー体制ということになる。小林可夢偉のチームメートであり、来季はザウバーへの移籍が決まったマーカス・エリクソンはすでにケータハムとの契約を正式に解除したことを発表しており、その出走の可能性はまずないと考えられる。

一部には2012年までウィリアムズに所属していた、現在歴代最多F1出走記録を持つブラジル人ドライバーのルーベンス・バリチェロがケータハムから最終戦に出走する交渉を行っていたとのうわさもある。

いずれにしても、そうしたドライバーからの資金持ち込みもあてにした上での参戦ということが想定できるため、小林可夢偉がこれまで通りコックピットに座ることになる可能性はあまり高くはないかもしれない。

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