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ビアンキ、そしてシューマッハの現在の状況は?

2014年11月14日(金)21:10 pm

10月5日(日)に行われたF1日本GP(第15戦)決勝でコース脇の作業車に激しくクラッシュしたジュール・ビアンキ(マルシャ)だが、それからほぼ6週間が経過しようとしているものの、いまだに意識不明のまま四日市市の病院で治療が続けられている。

マルシャのスポーティングディレクターを務め、鈴鹿でのビアンキの恐ろしい事故のあと、チームの精算手続きにも関与することとなったグレアム・ロウドンは、ビアンキの状態に関してイギリスの『Sky(スカイ)』に次のように語った。

「彼の容体には何の変化も見られない」

「彼はいまだに安定はしているものの重篤だ。チーム全員が、そして大勢のファンたちが現在もジュールのために祈っていると思う」

一方、昨年末のスキー事故以来長期にこん睡状態に陥っていたミハエル・シューマッハの家族にとっても、シューマッハが1994年に初めてF1チャンピオンとなってからちょうど20年目となる区切りの年を複雑な思いで迎えることとなった。

ドイツの有名なエンターテインメント賞である「バンビ賞」が、13日(木)にシューマッハ不在のまま、代理人であるマネジャーのザビーネ・ケームに手渡された。

授賞式には、かつてシューマッハのライバルのひとりであった元F1ドライバーのデビッド・クルサードや友人のロス・ブラウン(前メルセデスAMGチーム代表/元フェラーリ技術責任者)、そして2012年までメルセデスAMGでチームメートだったニコ・ロズベルグ、そして同じドイツ出身で4度F1チャンピオンとなった後継者とも言うべきセバスチャン・ベッテルも出席していた。

「ミハエル、あなたは僕のアイドルだった。僕の部屋はあなたのポスターだらけだったよ」

そうスピーチを始めたベッテルは、ほほ笑みながら次のように続けた。

「でも、今ではちょっと恥ずかしいんだけど、あなたのポスターのとなりに貼られていたのはミニスカートのブリトニー・スピアーズ(米国の女性歌手)だったんだ」

その式典の中でシューマッハの現在の状況が伝えられることはなかった。だが、その同じ日にリニューアルされたシューマッハのホームページには家族が今後シューマッハが回復することを「確信している」と記されている。

シューマッハの親しい友人でもあるブラウンは、次のように語った。

「彼は今新たな戦いに臨んでいる。そして彼は、それを自分のやり方で進めているんだと言い張るだろうね」

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