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マクラーレン・ホンダが14日(金)に初走行

2014年11月13日(木)21:31 pm

いよいよ新生マクラーレン・ホンダが始動のときを迎えたようだ。14日(金)にイギリスのシルバーストン・サーキットで、ホンダの新しいV6ターボ・パワーユニットを搭載したマクラーレンのF1カーが走行を行うことになったとF1公式サイトが伝えている。

マクラーレンでは、来季用ホンダエンジンのチェックを行うために、今季型F1カーであるMP4-29をホンダエンジン搭載用に改造した暫定シャシーを用意していると報じられており、今季の最終戦アブダビGP(23日決勝)の翌週にヤス・マリーナ・サーキットで行われる公式シーズン後テストにおいて、それを初走行させるのではないかと考えられていた。

だが、マクラーレンではそれに先駆け、14日(金)に表向きは「フィルミング・デー」と呼ばれる宣伝活動の一環としてホンダエンジン搭載車の初走行を行うことになったもの。

この「フィルミング・デー」では、走行距離なども厳しく制限されるとともに、使用できるタイヤも本来のレース用ではなく、デモンストレーション走行用のものを装着しなくてはならないことになっている。それでも、実際に来季用試作エンジンに火を入れて走行でき、一定のデータ収集ができることは、ホンダエンジンの今後の開発にとって大きな意味を持つものとなるのは間違いないだろう。

マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、最近F1公式サイトに対し次のように語ったと伝えられている。

「2015年型の新車を確実に準備するために、我々は開発用のクルマを造ることにした。それはホンダが複合的なシステムのチェックを行う必要があるからだ」

「さらに、サーキットとウォーキング(マクラーレン本部)、それにウォーキングと日本(ホンダ)間のITリンクのチェックも行う必要がある。つまり、テストシーズンに入ってからこれらのことにあまり時間をかけなくて済むように、開発用マシンでのプログラムを進めることにしたんだ」

ライバルであるメルセデスAMG、フェラーリ、ルノーも含め、F1関係者やファンの注目が14日(金)のシルバーストンに集まることになりそうだ。

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