ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

グロージャンもフライング? 背景には複雑な思惑も?

2014年11月13日(木)19:20 pm

ロマン・グロージャン(ロータス)が、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)に続いて今後の去就発表に関してフライングを行ったようだ。

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今週、すでに来季はフェラーリへ移籍することが公然の秘密となっているベッテルが、イタリアの『Sky(スカイ)』がF1ブラジルGP(第18戦)が開催されていた先週末のインテルラゴスにおいて行ったお遊び企画の中で、イタリア語で自分は「フェラーリドライバーだ」と答えたという話が伝えられていた。

■来季のドライバーを発表できない事情を抱えるフェラーリ

だが、フェラーリではまだベッテル加入についても、マクラーレンへの移籍が確実視されているフェルナンド・アロンソの離脱についても正式に発表する準備が整っていないようだ。

ルカ・ディ・モンテゼモーロに代わって新たにフェラーリの社長の座に就いたセルジオ・マルキオンネは今週、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に次のように語った。

「(フェラーリでは)私も、ほかの誰もそのことに関して話をしてはいない」

「私はアロンソが去るなどと言ったことはないよ」

■ロータスにも別の事情が?

一方、現時点においてもうひとつ公然の秘密状態となっているのがロータスとグロージャンだろう。当初来季のマクラーレン・ホンダのドライバー候補にもあげられていたグロージャンだが、アロンソのマクラーレン移籍が確定的と見られる中、結局来季もロータスに残留することがほぼ確定していると見られている。しかし、このロータスにも、グロージャンの契約をすぐに発表できない事情がありそうだ。

実際、グロージャンは12日(水)に、自身のフェイスブックとツイッターに「2015年もロータスでレースすることを発表できるのを光栄に思う」と書きこんでいた。

ところが、「2015年も一緒に」とのイラスト文字が添えられていたその書き込みはその後すぐに削除されてしまった。ロータスのチーム広報担当者はこの件に関し、「意思疎通上の問題」が生じていたと説明している。

■カギはベルニュの去就とトタルの動き

興味深いことに、グロージャンの契約発表に関しては、同じフランス人ドライバーであるジャン-エリック・ベルニュがレッドブルのジュニアチームであるトロロッソに2015年も残留できるかどうかということと関係があると見られている。

グロージャンは母国フランスが代表する世界的石油会社であるトタルの強い支援を受けている。もちろん、ルノーエンジンの指定燃料ともなっているトタルは、ロータスにとって貴重なスポンサーでもある。だが、ロータスが来季からメルセデスエンジンに移行することで、そのエンジンにはメルセデスの指定燃料会社であるペトロナスがガソリンやオイルを供給することになる。

そうした中、『Speedweek(スピードウィーク)』は、トタルがトロロッソへ目を向けているようだと報じている。トロロッソではこれまでオイル会社のセプサがスポンサーを務めていたが、どうやらスペインのトップサッカーチームであるレアル・マドリードのスポンサーとなるためにF1から完全に撤退することになりそうだと言われているためだ。

『Speedweek(スピードウィーク)』によれば、スペインの石油会社であるセプサは、トロロッソが今季かんばしい成績を残せなかったことに加え、スペインの若き新星であるカルロス・サインツJr.を差し置いて、まだフォーミュラカーでの経験もろくにない17歳のオランダ人ドライバー、マックス・フェルスタッペンと契約を結んだことにより、トロロッソのスポンサーを降りることを決断したのだという。

つまり、トタルとしては、セプサが身を引いたトロロッソにフランス人ドライバーのジャン-エリック・ベルニュが残留することが決まれば、ロータスを離れ、ルノーエンジンを使うトロロッソのスポンサーとなることを検討しているのではないかと推測されているようだ。そうなれば、グロージャンの契約にも何らかの影響が及ぶことになるのかもしれない。

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