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フェラーリ、早くも2015年に危機感

2014年11月11日(火)5:20 am

フェラーリの新社長セルジオ・マルキオンネが、早くも同チームの2015年計画に不安感を抱いているという。

イタリアの自動車専門誌『Autosprint(オートスプリント)』によると、やや不吉な「666」のコードネームが付けられた2015年型車を風洞実験にかけたところ、よくて今季のF14-Tの数値しか出なかった。

そこで騒ぎ立てたのが、スポーツ日刊紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』だ。ルカ・ディ・モンテゼモーロの後任者マルキオンネは、初めて2015年型車から出た値に、いきなりイエローカードを突きだしたという。

さらにマシンのスケッチを見せられたところ、こんな質問を発したとか。「これは今年のマシンか?それとも来年の?」

今季のマラネロは「ダモクレスの剣」よろしく、大ナタが振るわれた。まずはチーム代表のステファノ・ドメニカリが責任を取らされ、次いでルカ・ディ・モンテゼモーロ、エンジン担当のルカ・マルモリーニまでが跳ね馬を去った。さらに、フェルナンド・アロンソに責任はないが彼も脱退が決定的だ。

うわさでは、次に粛清の対象となるのはチーフデザイナーのニコラス・トンバジスで、テクニカルディレクターのパット・フライの首筋も寒いという。すでにフライに代わっては、ジェームズ・アリソンが技術陣のリーダーシップを握っているのだ。

2015年型車のうわさについて、F1第18戦ブラジルGPでフライにきいてみた。「われわれの目の前に横たわる大きな差を埋めなければならない。作業はそこそこ順調に行っていると思う」

トンバジスについてフェラーリの広報は、スペインのスポーツ紙『Marca(マルカ)』に、こう語った。「本日、トンバジスはフェラーリのチーフデザイナーだ。これ以上、申し上げることはない」

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