NEXT...F1開催スケジュール

F1の怒れるドライバーふたり

2014年11月07日(金)7:18 am

アメリカから数日を置いて南半球ブラジルに移動、今週末、米大陸ダブルヘッダーの二戦目に突入するF1。しかし、俗に「シリー・シーズン」と呼ばれるドライバー移籍市場は、相変わらず賑やかだ。

【まとめ】F1移籍情報2014-2015

ザウバーは、2015年のラインアップをマーカス・エリクソン(ケータハム)とフェリペ・ナスル(ウィリアムズ)に決めたと発表。いずれも個人スポンサーに恵まれたドライバーだ。

そのため、今年ザウバーに乗っているエイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレスはシートを失った。

そのうちグティエレスは、次のような声明を出した。「残念ながら、長きに渡った話し合いも交渉も実を結ばなかった」

「僕らはF1継続を目的に、以前も今も他の選択肢を探っている」と、グティエレスは語った。

ザウバーを諦めた彼とは対照的に、スーティル・サイドは怒りを露わにしている。

なぜならスーティルは、ザウバーの署名が入った2015年契約を手にしているからだ。彼らは、FIA(国際自動車連盟)がスイス・ジュネーブに持つ第三者機関のCRB(契約審査会)に訴えを起こしている。

「ザウバーが変な動きをしたわ」と6日(木)、スーティルのガールフレンド、ジェニファー・ベックスさんはツイッターでつぶやいた。「同時に三人のドライバーと契約するなんて、許されないと思っていたのに」

スーティル本人も、非公開にちゃんと話し合う必要性を感じている。

「彼ら(ザウバー)は二人のドライバーと契約した」と、インテルラゴスで語るスーティル。「これで彼ら(エリクソンとナスル)がステアリングを握ると思ったら大間違いだ。それとも、チームがクルマを運転するつもりなんだろうか」

「長年、F1はこんなことの繰り返しだ。世間の常識は通用しないところさ」

スーティルより、さらにF1の特殊な社会に通じているドライバーがいる。ジェンソン・バトン(マクラーレン)だ。うわさでは、15年がんばったF1を去るつもりだという。マクラーレンがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を迎え入れるからだ。

「僕の将来について、今はまだ話せないんだ」と、200万人のフォロワーに向かってツイートしたバトン。「いいたいことがあるなら、直接、本人にいって欲しいものだね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック