ロマン・グロージャンは、結局2015年もロータスとの契約を延長することになりそうだ。
スペインの『Marca(マルカ)』は今週、グロージャンはマクラーレンがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の獲得に失敗したときに、その代わりに自分がマクラーレンに加入することを考えているようだと報じていた。だが、アロンソのマクラーレン加入がほぼ決定的になったと伝えられており、その望みもどうやら絶たれてしまうことになりそうだ。
悲惨とも言える今シーズンを送っているグロージャンは、明らかに現在のチーム戦力に不満を募らせている。だが最近、ロータスが来季からルノーに替えてメルセデスエンジンを搭載することについて、2015年にはそれによって明らかに勢いがつくだろうと語っていた。
さらに、母国フランスの石油会社であり、ルノーとも関係の深いトタルの支援を受けているグロージャンにとっては、来季からメルセデスエンジンとともにペトロナスが燃料供給パートナーとしてかかわることになるという少々複雑な状況となるが、そのことがロータスにおける自分の将来に対して影響を及ぼすことはないだろうとも主張していた。
だが、そのグロージャンはF1アメリカGP(第17戦)が開催されたオースティンにおいて、「トップチーム」への移籍を望んでいることを公言し、次のように語っていた。
「僕はチーム(ロータス)との契約があるけれど、自分が望めば去ることができる選択権もあるんだ」
そんな中、『Speedweek(スピードウィーク)』は、ロータスのチーム副代表であるフェデリコ・ガスタルディのコメントを次のように紹介している。
「我々はまだ最終的な詰めの段階だ」
「すでに言ったが、ロマンは我々エンストンに拠点を置くチームにとって非常に重要なメンバーだし、その関係を今後も維持することを望んでいる」
そう語ったガスタルディは、次のように続けた。
「近いうちに発表できるだろう」
「話し合いは問題なく行われているし、かなり進展しているよ。すぐに発表できるような段階が来ることを期待している」