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「いい思い出も悪い思い出も」/レッドブル、ブラジルGPプレビュー

2014年11月05日(水)12:47 pm

レッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドが、インテルラゴス・サーキットで行われるF1第18戦ブラジルGP(11月9日決勝)に向けて意気込みを語った。

■セバスチャン・ベッテル「忘れじのサンパウロ」
「サンパウロか。さまざまな理由からいくつかのレースは一生、僕らの記憶に残るだろう。たとえば2009年だ。当時、僕らは最終戦でタイトルに手が届く位置にいた。最終的にポイントが足らず、ジェンソン・バトン(旧ブラウンGP)に総合優勝を持っていかれたよ。それはもう、ガッカリしたなんてもんじゃない。あの経験は貴重だった」

「いい思い出だってある。翌2010年もギリギリまで競っていた。できることはすべてやった末に、初めてブラジルGPの表彰台に上ったんだ。あれは忘れられない。また、2012年を思い起こしてみると、僕はオープニングラップでスピンして最下位に落ちてしまった。急にタイトルが手の届かないところに行ってしまった感じだ。でも、一台ずつコツコツと抜いていって、最後には世界タイトルをつかんだのさ。ほんとうに信じられなかった」

「2013年はすでに四連覇を決めていた。ただ、九連勝がかかっていたんだ。あのレースも忘れないだろう」

「サンパウロは反時計回りに走るサーキットで、路面のデコボコが半端ない。ベストな抜きどころは”セナS”と呼ばれる第一シケインだね。あそこは十分に注意が必要だ。特に入口がすごく狭くてね。左・右・左の複合コーナーで、 ちょっとしたジグザグなんだ。しかも坂を下る感じだから、我慢のステアリングを強いられる」

■ダニエル・リカルド「実は苦手なインテルラゴス」
「インテルラゴスはF1ファンのお気に入りなのは、分かる気がする。毎年おもしろいレースばかりだからね。でも、僕は決して好きになれないんだ。一周が短いものでね。あと数コーナーあったら理想的なんだが。でも、雰囲気は素晴らしい。あれを楽しまなきゃ、何を楽しめっていうんだい」

「正直、インテルラゴスの攻略法はさっぱり分からない。何しろ、今まで一周も納得のラップがないんだから!まあまあの周回もあるにはあるが、まだ秘密を隠されている気がする。僕が思うに、最適なアプローチは次のコーナーから先を意識しないことだね。それぞれのコーナーで完ぺきなライン取りとブレーキングを求められる。次の次を考えるより、目の前のコーナーに集中するんだ。一周、その繰り返しさ。コーナーのつながりっていうより、それぞれが独立している感じだ」

「この時期のブラジルは雨が多い。とかくウェットレースは、どんでん返しが起きがちだ。ところがインテルラゴスは、雨が降ってサーキット特性が変わるというより、もともと変わりやすいうえに雨がさらに追い打ちをかける感じだよ」

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