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シューマッハに厳しい現実 治る見込みは?

2014年11月04日(火)8:18 am

スイスの自宅で療養しているミハエル・シューマッハの回復状況について、元FIA(国際自動車連盟)医療代表で麻酔学が専門のゲイリー・ハートスタイン教授は、悲観的な予測を立てた。昨冬のスキー事故で負傷した頭部は、二度と治らないというのだ。

イギリス『Mail on Sunday(メール・オン・サンデー)』紙によるとコリーナ夫人は、24時間看護のメディカルチームを編成。最先端の医療機器も買い揃えるなど、療養費に週16万ドル(約1,800万円)を投じているという。

ただシューマッハの状態について同紙は、今も「最低限の覚醒状態」にあり、歩行や会話はもちろん、座ることもままならないと伝えている。

シューマッハ家を襲った災難については一貫して、いいにくいこともはっきりと口にするハートスタイン教授。彼は、回復の具合がほとんど世間に知られないことを懸念している。

「こうして時間が過ぎるうちに、どんな形であれマイケル(シューマッハ)が人前に姿を現す望みはますます薄れていく」と、教授。シューマッハは事実上、昏睡状態が続いているのではないかと教授はみている。

「神経系の改善がみられない昏睡状態の患者は、数ヶ月から数年の寿命」なのだという。

『Mail on Sunday(メール・オン・サンデー)』紙のアラン・ホール、オルガ・クレイグ両記者は、一家にとって長年の友人によるコメントを紹介。その人物も、シューマッハが今後どうなるのか分からないと、次のように語る。

「また会話するようになるのか?立って歩くのは?食事や着替えは?医師たちは見当もつかない。誰も、知りようがないのだ」

「事故前の彼に戻ることは、おそらく二度とないだろう。それだけは、はっきりと分かる」

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