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賛否に揺れるエンジン開発凍結

2014年11月03日(月)20:51 pm

2015年シーズンを前にエンジン開発凍結の「解除」を求めるライバル勢。彼らの声にメルセデスAMGは、いっそう頑なな姿勢を見せている。

先週末のF1第17戦アメリカGPでフェラーリのチーム代表マルコ・マティアッチは、パワーユニット開発のホモロゲーション規則を緩和する方向でメルセデスAMGを納得させたらしい。イタリアでは、そんなことも報じられている。

しかし、当のトト・ヴォルフおよびニキ・ラウダに話をきいてみると、その話が真実とはとても思えない。

「彼ら(他チーム)は、一年中エンジンの開発をさせてほしいというんだ」と、ドイツ『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥン)』紙に話すヴォルフ。「とんでもなくナンセンスな話だと思う」

「ただ請求書の金額が跳ね上がるだけで、どうせ順位なんか変わりゃしない」

ラウダの意見も同様だ。試算によると、開発「凍結」解除にかかる出費増は、少なくとも一エンジンメーカーあたり1,000万ユーロ(約14億1,500万円)になるという。

「そんなことは許せない」と、ラウダはイタリア『La Repubblica(レプブリカ)』紙に語った。「不合理かつ非常識だ」

「まったくバカバカしい」と、ラウダ節は止まらない。「メルセデスが過去一世紀で初めてタイトルを取ったら、規則を変えさせろといってくる」

「フェラーリなどエンジンの48パーセントについて見直しが認められているんだから、やればいいじゃないか。別に凍結解除なんて必要ない」「それで十分だ」

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