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【動画】移籍活動中の小林可夢偉が置かれた状況、過去のオーバーテイクシーンまとめ映像

2014年11月03日(月)11:55 am

ケータハムが破産手続をしていることでアメリカGPとブラジルGPの同チームからの欠場が決定し、窮地に立たされている小林可夢偉は、チャンスを探しにアメリカGPの舞台オースティンのパドックで移籍交渉をしている。

■小林可夢偉、出場ならずもチャンスを求めてオースティンへ

■チームメートは20億円以上を持ち込み移籍決定
チームメイトのM.エリクソンは、総額2,000万ドル(約22億4,600万円)という巨額スポンサーマネーの一部を前払いすることでシートを確定し、2015年のザウバー移籍を発表。このことからも下位チームの厳しい財政状況が見て取れる。

■小規模チームの厳しい台所事情
どのスポーツでも同じだが、小規模チームは財政状況は非常に厳しいため、チーム力が劣ってしまう。チーム運営側としては、戦えるマシンと、戦えるドライバーを確保したいが、まずは目先の資金がないと戦えるマシンを創れる人材もパーツもそろえることができないため、持参金が多いドライバーを選択せざるを得ない状況だ。

■プロは結果が求められる
どの世界でも、腕が認められた一流のプロは、「良い結果」を残すことを雇用主(チーム)から期待される。
今季、ケータハムに小林可夢偉が『KAMUI SUPPORT』の募金により持ち込んだ資金は1億8千万円を超えるが、巨額のスポンサーマネーを持ち込むライバルと比べられると十分ではない。そのため、フリー走行1回目を他の持参金ドライバーに譲ったり、最新パーツの供給がされないなどレース外で苦戦し、結果としてレースでも「良い結果」を残せていないという悪循環に陥っている。

■資金はないが、腕で勝負する可夢偉
ビジネス面で見ると、小林可夢偉はライバル以上の十分なスポンサーマネーはないと公表してしまっているため、資金を持ち込めるライバル勢のマネジメント側にとって、限られたシート争いの交渉を有利に運べる要因となってしまう。

スポンサーも自動車メーカーのバックアップもない小林可夢偉が出せるカードは、レーシングドライバーとしての腕しかないと思われる。過去、戦えるマシンに乗っている頃の華麗なオーバーテイクは、海外を含め絶賛している者は多く、2014年シーズンで結果を残せていない可夢偉としては、過去のテクニックを交渉材料にするしかないという昨年よりも厳しい現実があるが、「2014年シーズンのケータハムのシート確保」という世界を驚かせる発表をした可夢偉に期待をするファンも多いことだろう。

何かをやってくれるのではないか、そんな夢を感じさせてくれる可夢偉に注目が集まる。

■小林可夢偉、オースティンで「子どもの頃からの夢」を自ら語る

■以下は可夢偉ファンがまとめた過去のオーバーテイクシーンまとめ映像。(※削除されている場合があります)

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