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ザウバーの来季陣容、ほぼ固まる

2014年11月02日(日)17:51 pm

1日(土)にマーカス・エリクソン(ケータハム)の2015年加入を発表したザウバー。どうやら来季は、ドライバー総取り替えとなりそうだ。

今週末の第17戦F1アメリカGPでは中小チームが依然、ボイコットも辞さない構えだが、ザウバーは既に、エイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレスの二人とも今季限りでチームを脱退すると認めている。

うわさによると、会社更生の手続きで身動きが取れないケータハムを残してオースティンにやってきたエリクソンは、彼のスポンサーが前金をザウバーに払って今回の発表にこぎつけたという。

複数の報道では、彼のスポンサー金は総額2,000万ドル(約22億4,600万円)にのぼる。

「残念ですが、ドライバーのお金もチームの収入として頼らざるを得ません」とドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』紙に話すのは、チーム代表のモニシャ・カルテンボーン。「多くのチームがそんな状況です」

これもうわさだが、スーティルもグティエレスも、今季最終戦アブダビGPをもってクビになるとか。グティエレスは、メキシコ人大富豪カルロス・スリムとの密接なつながりも助けとならなかったのか。

スーティルに至っては、2015年の契約に署名までしているのだ。

「ザウバーにとって、大した問題ではない」と、ドイツ『Sky(スカイ)』でテレビ解説を行うスイス人の元F1ドライバー、マルク・スレールは語る。「彼に違約金を払えば解決だ」

だがスーティルのマネージャー、マンフレート・ツィンマーマンは次のように話す。「われわれとしては、別に何も変わりはない」

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』、スイス『Blick(ブリック)』といった大手の報道各社がギド・ヴァン・デル・ガルデをエリクソンの来季チームメートにあげているが、それでも変わらないといえるだろうか。エリクソンと同じく、ヴァン・デル・ガルデもスポンサーの手厚い支援を得ている。

「多くの憶測が飛び交っているね」と、スーティル。2015年のザウバーは、ペイドライバーを二人抱えないとやっていけないといったうわさもあるのだが。

「もちろんチームの状態は楽ではない。でも、いずれ改善するよう願っている」

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