F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、スペインの首都マドリードでのF1開催に向けた交渉を行っているとの報道について、否定的なコメントを行った。
今週、スペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』が、エクレストンはすでにマドリードでのF1開催に向けたビジネスプランや銀行保証も手にしており、開催を望むビジネスグループとの交渉に入っていると報じた。
このニュースは、現在バルセロナで行われているスペインGPの代替地としてマドリードが検討されているのではないかとの憶測を呼ぶこととなった。バルセロナ-カタルーニャ・サーキットでのF1開催契約は2016年までだと伝えられている。
だが、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットの責任者であるサルバドール・セルビアは、「我々は何も知らない。誰も、我々には何も言ってきていない」と語った。
エクレストンもF1ビジネス記者のクリスチャン・シルトに対し、マドリードの市街地コースでF1開催を望むグループと「話はしたが、何も進展はなかったよ」と語り、次のように続けた。
「マドリードでレースを開催するつもりはないよ」
スペインでは2008年から2012年にかけてバレンシアでヨーロッパGPも開催されていたが、2013年からはバルセロナでのスペインGPが開催されるだけとなっている。
エクレストンは、「スペインで2つめのレースを行う必要はないよ。今のままで十分だ」と付け加えた。