スペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』が、スペインのマドリード市街地コースでF1レースを開催する計画が進められていると報じた。
報道によれば、すでにF1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、スペインの首都であるマドリード市街地でのF1レース開催を目指すスペインのビジネスグループと交渉を進めているという。
『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』は、そのプロジェクトはかなり進展しており、エクレストンはすでに詳細なビジネスプランや銀行保証も手にしていると主張している。
さらに、そのレースの予算は1年につき5,000万ユーロ(約68億円)で、資金は民間から拠出されることになるものの、「制度的、政治的、そして社会的な支援」も不可欠だと『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』は書いている。
スペインではすでにバルセロナ-カタルーニャ・サーキットにおいて毎年F1スペインGPが開催されている。だが、現在のバルセロナとの契約は2016年までしか結ばれていない。2017年以降はスペインGP開催地が変わる可能性もありそうだ。
今シーズンは全19戦となっているが、来シーズンはメキシコGPが復活することにより、現時点では20戦がカレンダーに組み込まれている。そして、ほとんどのF1チームが輸送面などを考えれば、この年間20レースが限界だとしている。
だが、2016年にはアゼルバイジャンの首都バクーでのレースが加わることが決定しているとともに、最近ではエクレストンがアメリカのラスベガスでのレース開催に向けた交渉を行っていることも報じられている。
エクレストンは先週、F1ビジネス記者のクリスチャン・シルトを通じて『Forbes(フォーブス)』に対し次のように語った。
「どこかのレースを失うより、バクーが増えることで20(レース)より増える可能性が高いね」