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ピレリ、F1ブラジルGPのタイヤを変更

2014年10月18日(土)11:53 am

F1にタイヤを独占供給する伊ピレリは、F1タイヤ作業部会の会合を受け、F1第18戦ブラジルGP(11/7-9)向けに選んだドライ用タイヤのコンパウンドについて、ハード/ミディアムからミディアム/ソフトへの変更を決定。各F1チームの承認を得た。

ブラジルGPでは過去二年、ハード/ミディアムを使用してきたが、インテルラゴスはこのほど路面の再舗装を含むサーキット大改修を実施。これに呼応してコンパウンド選択を一段階、軟らかくしたものだ。

先週末のF1第16戦ロシアGPに先がけてピレリは、今季最終三戦(アメリカ、ブラジル、アブダビGP)のドライ用タイヤを発表したところ、ドライバーたちから、ブラジルGPの選択について驚きの声が上がった。

なかでも批判の急先ぽうに立ったのは、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)だ。彼は、次のようにドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語った。「まったく受け入れられない」「寒くなったり、(走行中に)雨だって降りだすかもしれない。そうなったらハードでは危なくなる。なぜあんな決定になったのか理解できない」。

ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、次のようにコメントしている。「われわれは、いかなる変更も必要性が生じたら対応すると、かねてから表明してきた。(インテルラゴスの)路面改修で生じる影響、極度の路温によってコンパウンドが異常加熱する可能性について技術的な分析を行なった結果、組み合わせを変える決定を下した。F1参戦全11チームも同意済みだ」

2014年F1最終三戦のドライ用コンパウンドは、次のとおりである。

第17戦アメリカGP(10/31-11/2) - ミディアム(白帯)/ソフト(黄帯)
第18戦ブラジルGP(11/7-9) - ミディアム/ソフト
最終戦アブダビGP(11/21-23) - スーパーソフト(赤帯)/ソフト

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