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マルドナード「メルセデスエンジンなら何もしなくてもコンマ5秒速くなる」

2014年10月16日(木)11:30 am

ロータスのパストール・マルドナードが、来季からルノーエンジンに替えてメルセデスエンジンを使うことになるのを楽しみにしていると語った。

昨シーズンまで所属していたウィリアムズを離れ、今季ロータスへと移籍してきたマルドナードだが、これまで機会あるごとに、その移籍の決断を後悔してはいないと主張し続けてきている。

だが、昨年チームランキングで9位に沈んでいた名門ウィリアムズはF1が新たにV6ターボエンジンを導入した今年は目覚ましい復活を遂げ、現時点ではメルセデスAMG、レッドブルに続く3番手に位置。一方、昨年まで2年連続でチームランキング4位だったロータスは現在8番手に沈んでしまっている。

マルドナードとしては、今季ルノーエンジンからメルセデスエンジンへ移行したことで成功を収めたウィリアムズ同様に、来季ロータスが再び上位争いができるところまで復活することを望むしかない状況だ。

マルドナードもそれを認め、「我々の目標は、ウィリアムズのレベルに到達することだ」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っている。

その『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスには今回のエンジン変更によって多額の出費が求められるとしている。メルセデスとの新たな契約分と、ルノーへ対する違約金の支払いが課せられるためだ。

だが、マルドナードは、そうするだけの価値はあると次のように続けた。

「何もしなくても今の状況と比べればコンマ5秒は速くなるよ。それに(メルセデスの)パワーユニットは小型だから空力的にも有利になる」

自身のスポンサーであるPDVSA(ベネズエラ国営石油会社)から多額の資金をチームに持ち込んでいるマルドナードは、メルセデス製エンジンは冷却面での開発の余地も大きくなるため、「パワーが得られるだけでなく、信頼性も高まる」との期待もしているようだ。

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