フォルクスワーゲン、電気自動車「e-up!」と「e-ゴルフ」を2015年に導入

2014年10月15日(水)11:33 am

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、国内のEV市場では唯一の5ナンバーサイズとなる4ドアハッチバックの「e-up!」と、「ゴルフ」の EV 仕様車「e-ゴルフ」の2モデルを2015年に日本に導入すると発表した。「e-up!」は2015年2月1日(日)から受注受付が開始され、価格は366万9,000円。「e-ゴルフ」の発売は2015年中旬の予定で、価格などは追って発表される。

環境に優しい究極のシティコミューターとして開発された「e-up!」は、エネルギー容量18.7kWhのリチウムイオン電池(重量:230kg)を床下にバランスよく配置したことでスモールカーの常識を越える高い安定感と上質な乗り心地を実現。最大出力60kW(82ps)、最大トルク210Nmの性能を発揮し、時速100キロまでの加速時間は12.4秒、最高速度は時速130kmに達する。満充電時の航続可能距離は185km(JC08モード)。200V の普通充電ポートに加え、外出時の急を要する充電にも対応できるよう日本の急速充電規格である「チャデモ」用の充電ポートも標準装備される。充電量がゼロの状態から満充電までに要する時間は200Vの普通充電で約8時間、急速充電では約30分で約80%充電が可能となる。

「e-Golf」でも床下にバランスよくリチウムイオン電池を配置したことで、電動化との相乗効果も加わり、さらなる静粛性と重厚感、安定した乗り心地が実現されている。最大出力85kW(116ps)、最大トルク270Nmの小型モーターには最大323Vの電圧が供給され、車重1.5トンの「e-Golf」をわずか10.4秒で時速100kmへ到達させる加速力を発揮。最高速度は時速140kmとなる。満充電時の航続可能距離は215km(JC08モード)で、充電ポートは「e-up!」同様2個(普通充電200V+急速充電チャデモ)が標準装着となる。200Vの普通充電では満充電まで約9時間、急速充電では約30分で80%充電に達する。

いずれのモデルにおいても電費に有利になるよう、エクステリアデザインにも細部にわたるチューニングが行われており、エアロダイナミクスに優れた専用デザインのフロントおよびリヤバンパー、アルミホイールが採用されている。また、デザイン面で特に印象的なのがフロントバンパーの両サイドに装着された「C」字型をしたLEDランプだろう。これにより、さらにその個性が強調され、ひと目でフォルクスワーゲンEVと識別できるようになっている。

■e-up!
受注開始:2015年2月1日(日)
価格:366万9,000円
納車予定時期:2015年中旬

■e-ゴルフ
2015年中旬発売予定
価格:未定

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