NEXT...F1開催スケジュール

ベッテル「F1のエンジンルールは完ぺきにばかげている」

2014年10月14日(火)17:02 pm

昨年、最年少で4年連続F1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテルが、現在のF1エンジンの使用数制限ルールを批判した。

今季はすでに5年連続F1チャンピオンとなる可能性を絶たれたベッテルは、次戦F1アメリカGP(11月2日決勝)では予選への出走を見合わせることになるだろうとしている。

今季は、シーズンを通じて5基のエンジンコンポーネントしか使用することが認められていないが、ベッテルは先週末のロシアGPで5基のエンジンを使い果たしてしまっている。このため、ベッテルはテキサス州オースティンで行われるアメリカGPでは6基目のエンジンを搭載することとなり、10グリッド降格ペナルティーを受けることになってしまう。

ベッテルはアメリカGPではピットレーンからのスタートになるだろうと語っている。新しいエンジンで予選を走っても、そこから10グリッド降格となるのであれば、無駄にエンジンを使うことなく決勝をピットレーンからスタートするほうがまだメリットがあるとの考えのもとだ。

ベッテルとしては、本当は先週末のソチでエンジンを交換し、ロシアGPでグリッド降格ペナルティーを受けることを希望していたようだ。だが、チームは必要なパーツをロシアに持ち込んでいなかったのだ。

すでに今シーズン限りでレッドブルを離脱することが明らかとなっているベッテルだが、アメリカで予選出走を見合わせるということを口にしたときにはかなり不満げな様子だった。ピットレーンからスタートするという計画についてベッテルは、オースティンへは「必要なパーツを携えて行くことを証明するだけ」のことだとしている。

そして、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、ベッテルは使用エンジンの数を制限する現在のルールに対しても強い不満を抱えているようだ。

ベッテルは次のように語った。

「もちろん、このルールは完ぺきにばかげているよ。みんなはテレビを付けて、ドライバーが何もできずにただ立っているのを見るだけだからね」

「オースティンで僕がどうやって土曜日の午後を過ごせばいいか、アドバイスしてもらおうかな」とベッテルは締めくくっている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック