ソチ・アウトドローモで行われたロシアGPの後に、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が自身の就去について大きなヒントとなる発言をした。
ここ数日、アロンソがルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の替わりにメルセデスAMGに加わる、と言う衝撃的なうわさが囁かれていた。
メルセデスAMGのマネージングディレクター、トト・ヴォルフはこのうわさを「全てデタラメだ」と一蹴している。
「来季のドライバーラインナップは既に(ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグで)決定しているんだ」
「ただ、選手権が佳境にさしかかっているこのタイミングでの(ハミルトンとの2015年以降の)契約交渉を避けているだけなんだが、それがうわさの元だろうね」
「シーズン終了後に契約更新しよう、とすでに合意済みだよ」
アロンソがマクラーレン・ホンダと2015年について交渉していることは間違いないが、マクラーレン側が「複数年契約+減俸」を要求しているというのがもっぱらのうわさだ。
このうわさがさらにうわさを呼び、アロンソが上位チームを諦めてウィリアムズやロータスなどのメルセデスパワーユニットを搭載する中堅チームに1年間だけ所属するのではないか、とまで言われている。
しかし、アロンソは次の所属チームはメルセデス搭載ではない、とアメリカのテレビ局『NBC』に明かしている。
そう話した数分前には、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のようにコメントしている。
「僕の将来はもう決まっているよ、というか自分の中では数ヶ月前からきまっていたんだけどね」
「今は仕上げに掛かっている段階なんだ、だからもう少し我慢して欲しい、もう少し待ってもらわなくちゃいけないんだ。うまく進んでいるけど、全てが確定するまでは何も言えないからね」
「僕は自分とフェラーリの将来の為にベストを尽くすよ、このチームを愛しているんだ
」
「最終的に僕がどうするか知ったら、皆はきっと『当然の決定だったね』と言うと思うよ」