ドリンクメーカーのレッドブルの創設者でチームオーナーのディートリッヒ・マテシッツは、現チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の移籍に理解を示した。
【結果】F1第16戦ロシアGPフリー走行3回目の順位、タイム差
カート時代からレッドブルの支援を受けてきたベッテルだが、F1第15戦日本GPでチーム離脱を発表した。来季はフェラーリに移籍すると見られている。
ドイツの『DPA通信』のインタビューでマテシッツは次のように話している。
「驚いてもいないし落胆してもいない。第1に、彼が交渉していることは承知していたし、第2に、たとえ忠実であっても、レーサーが新たな挑戦を求めるのは当然のことだ」
「現在のパワーユニットでレッドブルにハンデがあることを思えば、4度のチャンピオンは必要ない。メルセデスが支配しており、チームは最高でも“その他の中の1番”なのだから」
ベッテルの後任は、姉妹チームのトロロッソからステップアップする20歳のダニール・クビアトだ。これについてマテシッツはこう語った。
「われわれは(ベッテルの移籍に)介入する必要はないと考えた。特にこの移籍で金銭的には大きな節約になるのだから」
「それに、この移籍は次のF1シーズンを盛り上げるのに大いに貢献すると考えている」