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プーチン訪問に備え厳戒態勢のF1ロシアGP。テレビ放送にも影響か?

2014年10月11日(土)16:42 pm

ロシアで初開催されているF1ロシアGPの決勝日となる12日(日)には、ウラジーミル・プーチン大統領が訪問する予定となっている。これを受け、ソチ・アウトドローモではF1においては前例のない厳重な警戒態勢が敷かれるようだ。

F1放送を担当している放送局は、プーチンの警護に当たっている者が、仕掛けられている可能性のある爆弾の起爆を防ぐために無線の周波数をかく乱した場合、生中継の画像や音声が一時的に途切れることがあると伝えられたとしている。

さらに、『Daily Mail(デイリー・メール)』は、空からの攻撃に備えて「レーダーによる監視」が行われるが、これによってテレビ映像への干渉が発生する可能性があると報じるとともに、テレビ局員たちにはプーチンや、やはりサーキットを訪れることになっているバーレーン国王をあまり近くから撮影しないようにと伝えられているとしている。

ウクライナ政策に関してプーチンに対する大きな批判の声が上がっている中、ソチ・アウトドローモの警備体制もことのほか強化されており、武装した警備員が配置されるとともに、空港と似たような形で入場者のチェックが行われている。

ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、さらに詳細な報道を行っている。

それによれば、プーチンがメイン観客席の向かい側にあるビルに訪れたときには、狙撃される危険を防ぐために窓が外から見えないようにされる予定だという。

さらに、F1チームや統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が使っている無線システムは、爆弾対策用の周波数かく乱による影響を受けると考えられているが、それは最大15分におよぶであろうとされている。

加えて、プーチンがグリッド上に登場するときの警備は非常に厳しいものとなり、普段はグリッドで取材活動を行っている放送局スタッフたちも通常と同じ仕事を行うことはできないだろうと『Bild(ビルト)』は付け加えている。

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