フェラーリのフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが、ソチ・オリンピックパーク・サーキットで行われるF1第16戦ロシアGP(12日決勝)に向けて意気込みを語った。
■フェルナンド・アロンソ「ビアンキのためにも全力を尽くす」
「新しいサーキットに来るのはうれしいものだし、誰にとってもチャレンジになる。ドライバーもそうだし、エンジニアもチームもね。でも、心はいまだここにあらずって感じだよ。特に僕らのチームにとってはね。ジュール(ビアンキ/マルシャ)は彼のキャリアを通じて僕たちと密接な関係があった。僕たちはできる限り懸命に頑張るし、彼のためにレースをして、僕たちが強いことを示したい。感情的にはつらい週末になりそうだ」
「僕らのペースもだんだんよくなってきているし、ここ数戦では競争力も高まってきている。でも、チャンスを逃してしまってきているけれどね。残りのレースにも全力を尽くしていくよ。チームはジュールの状況にショックを受けているし、全員が彼のことを心配している。だけど、今は一致団結していい結果を出すべきときなんだ。彼のためにもそうしたいし、今週末にもそういう気持ちで向かうよ」
■キミ・ライコネン「ロシアのファンにいいショーを見せたい」
「サーキットを歩いてみたけれど、周辺も含めてすごくきれいだね。これほどきれいだとは思っていなかったからうれしい驚きだったよ。これまでに訪れたサーキットの中でも最高レベルだよ。実際にどんなサーキットなのかということは明日にならないと分からないけれどね。最初はちょっと滑りやすいだろうね」
「ロシアでレースができるのはうれしいし、たくさんのファンが来てくれることを期待している。彼らのためにいいショーを見せることができると思う。僕はこれまでに何度かロシアで宣伝活動をしたことがあるけれど、みんなレースやF1カーが大好きだと思う。今週末を通じてどれほどの人たちが見に来てくれるか楽しみにしているよ」
「ここからも1レース1レースを大切にしていかないとね。今年はすごく難しくて、残念なシーズンになってしまっているけれど、僕たちはこれをばん回し、本来いるべき位置に返り咲いてトップ争いをすることができると強く信じているんだ。今年はF1タイトル争いができるのは2人に限られてしまっているし、これからどういったことになるのか興味深くなりそうだね」