NEXT...F1開催スケジュール

マルシャ、異例の一台態勢でロシアGPに臨む

2014年10月10日(金)18:08 pm

マルシャは10日(金)、F1第16戦ロシアGPからジュール・ビアンキのエントリーを除外すると発表した。

ビアンキは五日前(10/5)に行われた日本GP決勝で事故に遭って大怪我を負い、鈴鹿サーキット近くの病院で治療中だ。意識はなく、容態は「重体だが落ち着いて」いる。

9日(木)、いったんは正規ドライバーのマックス・チルトンと控えのアレクサンダー・ロッシによる二台をエントリーさせたマルシャ。

メカニックたちはロッシ用にマシンを組み上げたが、日本時間10日(金)午後3時に始まったフリー走行一回めの30分前になっても、同マシンはビアンキのゼッケン17番を付けていた。

マルシャは声明を出し、ビアンキ車のエントリーをロシアGPから除外したのは、ビアンキに「配慮して」の行いだったことを明らかにしている。

F1チームは各レースで二台の出場が義務付けられている。しかし状況を察したバーニー・エクレストンは、ロシアGPのエントリーに関してはマルシャの判断に任せるとしていた。

「今週末、チームを取り巻く困難な状況から、ゼッケン4番を付けたマックス・チルトン車のみを走らせるのが妥当な行いだと強く感じる」と、声明でマルシャは述べた。

ビアンキの同僚チルトンは、以下のコメントを残した。

「ジュールの事故で僕が受けた衝撃は、とてもことばにできない。こんなとき頼りになるのは家族のようなF1からのサポートだ。今、僕らができるのは、大変な時を過ごしているジュールの家族に寄り添って支えることぐらいだ。チーム全体にとって、とても辛い週末となるだろうが、これを乗り越えるよう努力し、ジュールのために祈り続ける」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック