ロータスがようやく、2015年以降エンジンをルノーからメルセデスに替えると発表した。
現ユーザーのひとつ、マクラーレンは来季ホンダに移る。その空白をロータスが埋めるといううわさは、しばらく前からあった。
それがようやく9日(木)、F1第16戦ロシアGPの舞台ソチで現実のものとなったのだ。これでロータスも2015年は、もっかF1をリードする強力なメルセデスのV6ターボを手にする。契約は、「現世代のパワーユニットが終わるまで」だ。
声明によると、ロータスはメルセデスAMGを支援するマレーシアの石油メーカー、ペトロナス製の燃料と潤滑油を使用する。これはすなわち、これまでロータスと手を組んできたフランスのトタルとの関係終了を意味する。
なお、変速機は従来通りロータスが作るという。
「メインとなるシルバー・アローのワークスチームに加え、現世代のパワーユニットを三つのカスタマーチームに供給するのはメルセデス・ベンツにとって重要な戦略だ」と、メルセデスAMGのトト・ヴォルフは話している。