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ビアンキの事故でドライバーの間には動揺も

2014年10月10日(金)21:58 pm

F1第15戦日本GPでクラッシュしたジュール・ビアンキ(マルシャ)が現在も重体であることを受け、ロシアGP(12日決勝)を前にドライバーたちには動揺も見られた。

【結果】F1第16戦ロシアGPフリー走行2回目の順位、タイム差

「今週末に変更してほしいと僕たちが要望していることがある」

「でも細かいことについては話さないよ」とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。

ビアンキと同じフランス人で最も親しいジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)は、『RMC Sport(RMCスポール)』にこう話している。

「難しいコンディションでは、いや、普通のコンディションであっても、コース上にクレーンがある場合は走るべきじゃないと思う」

10日(金)には、FIA(国際自動車連盟)が事故の調査結果についてドライバーとメディアに明らかにすることになっている。

しかし、ベルニュはこう語った。

「まったく何も期待していないよ」

「それでジュールの助けになるわけじゃない」

「人はそれぞれの仕事をする。きちんとやってほしいと思う。でも今日大事なのは、ジュールについてもっと良い知らせが聞けるようにすることだけだ」

現在F1で最も経験豊富なジェンソン・バトン(マクラーレン)は、冷静になるよう呼びかけている。

「今は、僕たちが率直にものを言うべきときじゃない」

「誰かを非難するようなことがあってはいけない。調査が行われているところなんだ」

F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、調査結果が明らかになっても誰かを非難することはないと語っている。『PA Sport(PAスポーツ)』が伝えた。

「こうしたことすべてをカバーする言葉がある。それは“事故”だ」

また、ビアンキの容体について「恐ろしくひどいようだ」とエクレストンは話し、「可能なことは何でもする」と断言している。

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