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ビアンキの回復状況を予測するにはまだ時間がかかると日本の専門医

2014年10月09日(木)17:37 pm

先週末のF1日本GP(第15戦)決勝で、マルシャのジュール・ビアンキがほかのクルマの撤去作業を行っていた作業車に激突して重傷を負ったというニュースは世界中に衝撃を伴って伝えられた。

ビアンキがその事故により脳に大きな損傷を受けたことが明らかとなったことを受け、メディアやファンは昨年末のスキー事故でこん睡状態に陥ったミハエル・シューマッハのときと同様、医療専門家たちの言葉に声に耳を傾け、そこに希望を見いだしたいと望んでいる。

だが、そうした専門医師の1人である徳島大学病院の永廣信治教授は、ビアンキの状態に関しての新しい情報が出てくるまで、今後しばらくは待ち続けることになるだろうと考えている。

永廣教授は、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に次のように語った。

「一般的に、事故後1か月が経過するまでは予測を立てることはできない。だが、もっと長期化する場合もある」

ビアンキには「びまん性軸索損傷」との診断が下されていることが明らかとなっているが、永廣教授は次のように続けた。

「患者は意識を取り戻して完全に回復するかもしれないし、あるいは後遺症に悩まされることになるかもしれない」

「それはすべてその傷の程度によるし、損傷を受けた部位によって違ってくる」

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