マクラーレンは、カナダの大富豪ローレンス・ストロールが同チームへの投資を検討しているとの報道を否定した。
これは、イタリア『Autosprint(オートスプリント)』誌が伝えたもの。マルシャならびにザウバーとの契約交渉が決裂したストロールに、マクラーレンの株主マンスール・オジェが接近したらしいという記事である。
先週はゲルハルト・ベルガーとの関係が報じられ、「開いた口がふさがらない、まったくのナンセンス」とこき下ろしたマクラーレンだが、実はストロールの話と関係がある。
『Autosprint(オートスプリント)』によると、ザウバーとの交渉がまとまったらストロールは、代表としてベルガーに白羽の矢を立てるつもりだったというのだ。
同誌のロベルト・キンケロ記者は、実質的にマクラーレンの多数株を握るバーレーン王室と長年の共同オーナーであるオジェは、株の一部、場合によっては「大部分」を売却する意向だと伝えている。
そのためオジェは、ファション業界の超大物ストロールに接近したというのだ。ストロールの十代の息子ランスは、フェラーリのドライバーアカデミーに所属している。
マクラーレンの広報は7日(火)、次のように述べた。「マクラーレン・グループは、いかなる数量でも株主から同社株を売却したいとの意向を打診されたことはない」
「株売却を可能にするためには、まず他の株主に申し出なければならない。従って、これらのうわさは何の根拠もないものだ」