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レッドブルがアロンソ獲得を考えなかった理由

2014年10月07日(火)19:55 pm

F1日本GP(第15戦)が開催されていた4日(土)に、レッドブルは今季限りで4年連続F1チャンピオンのセバスチャン・ベッテルがチームを離脱することと、来季はその後任としてレッドブルの育成ドライバーであり、今年トロロッソでF1デビューを飾ったばかりの20歳のダニール・クビアトを昇格させることを発表した。

その後明らかになったことによれば、ベッテルがレッドブルに離脱を告げたのは、その前日3日(金)の夜だったという。

レッドブルは翌日の朝ベッテルの離脱を発表するとともに、早々とクビアトの昇格を発表したが、その時点でまだ去就が明らかとなっていないフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の獲得を検討しなかったのかとの疑問を抱いた者も少なくない。

だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであり、ドライバー育成責任者でもあるヘルムート・マルコが『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、その理由を次のように説明した。

「アロンソは、手にするには安全なカードだろう。だが、それはレッドブルにはふさわしくないんだ」

「それは我々の若手育成プログラムをばかにすることになる」とマルコは付け加えている。

来季、クビアトをチームメートとして迎えることになるダニエル・リカルドもその考えに賛成だ。

自身もレッドブルの育成ドライバーとしてF1チャンピオンチームであるレッドブルまで上り詰めたリカルドは次のように語った。

「アロンソというのは論理的な選択だっただろうね。でもレッドブルは同じようなリスクをとって僕を選んだし、それがうまくいっている」

「クビアトのほうが(報酬も)安くて済むしね」

ニヤリとしながらそう語ったリカルドは、次のように付け加えた。

「レッドブルがお金を節約して、それをクルマにつぎ込んでくれることを期待しているよ」

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