NEXT...F1開催スケジュール

トロロッソ、2015年にサインツJr.を起用へ

2014年10月06日(月)6:59 am

レッドブルの若手育成プログラムでF1にもっとも近いと思われていたカルロス・サインツJr.。ところがジャン-エリック・ベルニュ解雇で空いたトロロッソの椅子を逃し、つい数日前までは絶望の淵にいた。

サインツJr.が今季フォーミュラ・ルノー3.5シリーズで経験を積み、実績を上げているにも関わらず、レッドブルが選んだのは十代のマックス・フェルスタッペンだったからだ。

ところがレッドブルでエース的存在のセバスチャン・ベッテルが突如、脱退を宣言すると、レッドブルは、ダニエル・リカルドの来季チームメートに今年トロロッソからF1デビューしたダニール・クビアトを指名した。

またまたトロロッソに空席ができたわけだ。WRC(世界ラリー選手権)の元王者を父に持つサインツJr.が、こんどこそ候補の筆頭である。

レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナーが4日(土)、これを認めたうえ、トロロッソのフランツ・トストもスペイン『El Mundo Deportivo(エル・ムンド・デポルティーボ)』紙に、次のように語った。「カルロス・サインツJr.は来年、99パーセントの確率でF1に上がるだろう」

去る2013年、ベルニュはトロロッソでリカルドといい勝負を繰り広げていた。そのリカルドも、今や次世代のレッドブルを背負って立つ存在だ。もはやベルニュにはチャンスがないのだろうか。

来季レッドブルに登用されるほど高く評価されているクビアトも、先週末のF1第15戦日本GPでは、予選も決勝もベルニュに負けた。

レッドブルから完全に爪はじきされたベルニュは当然、不愉快だ。

4日(土)に鈴鹿で起きた一連の出来ごとについてきかれたベルニュは、こう答えた。「それを僕に質問するかな」

トロロッソに空いたシート。ベルニュは次のように話す。「どうなっているのか、僕にはサッパリ分からない。今は何の期待もしていない」

「僕は何かをいえる立場にないよ。現実を受け入れて決定を理解するには、少し時間が必要だ」

「来年はツール・ド・フランス(ロードレースの世界最高峰)にでも出場するかな」といって肩をすくめるベルニュだった。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック