元F1ドライバー、アンドレア・デ・チェザリスがイタリア現地時間の5日(日)、二輪車の交通事故で死去した。55才だった。
イタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によると、デ・チェザリスは5日(日)午後、高速道路を日本製の大型二輪車で走行中、誤ってガードレールに衝突したという。救急隊が救命にあたったが、即死状態だったとのことだ。
デ・チェザリスはローマ生まれ。1980年に22才の若さでF1デビュー。1994年までにアルファロメオ、マクラーレン、リジェ、ミナルディ、ブラバム、リアル、ダラーラ、ジョーダン、ティレル、ザウバーの各マシンに乗り、通算208戦に出場した。表彰台5回。ポールポジションと最速ラップが各1回。
リタイア率が高かったことでも知られ、持ち前のドライビングから、一時はアンドレア・デ・”クラッシェリス”の異名を取ったこともある。208戦で勝ちなしのF1記録は、今も破られていない。
モータースポーツを引退した後は、為替トレーダーとして成功を収めたという。
アンドレア・デ・チェザリスさんのご冥福をお祈りします。