F1日本GP決勝を終え、フェラーリのフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが次のようにコメントした。
■フェルナンド・アロンソ「突然、電気系がプツンと」
決勝/リタイア
「レースにも出られないなんて残念きわまりない。どうせ選手権で失うものは何もないのだから、もっとリスクを冒してでも表彰台を狙おうと思っていたんだが。技術的な問題なんて、ついてないね。なぜだか理由が分からない。突然、電気系がプツンと切れてしまったんだ。雨が原因でショートでもしたのかな」
「残りは四戦。今も最優先はなるべく多くのポイントを稼ぐことだ。なぜって、僕らはまだF1コンストラクターズ世界選手権で3位を目指しているのだから。その意味では、今日ほとんど走らなかったおかげでエンジンをセーブできたから、よかったかもね。もし新しいユニットの使用を迫られたら、残りレースのうち一戦をピットからスタートしなければならない」
「何より、今はジュール・ビアンキについての明るいニュースが欲しい。彼は大丈夫のひとことが聞きたいんだ」
■キミ・ライコネン「残念な週末のひとこと」
決勝/12位
「最初から最後まで残念な週末だった。初日はセットアップの問題に泣かされ、今日は今日でいうことを聞かないマシンにお手上げだった」
「セーフティカーの先導でスタートしたときは、とんでもないコンディションだった。前がまるで見えなかったんだ。でもマシンのハンドリングはまあまあだった。その後、雨が小止みになったのでインターミディエイトを履いたが、わずか数周でタイヤの熱が奪われ、マシン前端が不安定になった。そのせいでスピードを落としたんだ」
「なる早でこの問題を解決して、前に向かって進むよ。手始めはすぐ次のレース(第16戦ロシアGP)だ。ただ、今はもっとだいじなことがある。ジュール・ビアンキのよい知らせが届くように願おうじゃないか」