F1の重役会復帰を拒まれたとの報道に、バーニー・エクレストンが怒った。
ドイツの裁判騒動からすっかり落ち着きを取り戻した今になって、イギリス各紙は3日(金)、F1持株会社のデルタ・トプコ重役会が出した復帰の「条件」をエクレストンは満たすことができなかったと報じたのだ。
現在83才のエクレストンは今週末、第15戦日本GPの会場、鈴鹿サーキットにいないが、こうした記事に怒り心頭である。「まったく話にならない、ただのゴミだ」
「裁判の開廷に際して、係争中は重役会から降りることで合意した。その後はいつもどおり業務をこなしている」と、彼はイギリス『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』紙に話す。
「だから、(私は重役会の)一員だ」と、エクレストン。
役員を続けるにあたって「条件」を出されたのは本当かとの質問に、彼は次のように答えた。「いや、まったくない」
「いくつかのことがらについて意見の一致はあった。たとえば私がエッフェル塔を買ってCEOになりたいといったら、おそらく重役会の許可が必要だろう」
F1株を過半数、所持している投資会社CVCは、この件にコメントしていない。