5日(日)に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GP決勝で、マルシャのジュール・ビアンキが大けがを負って病院へ運ばれたが、事故当時近くにいたエイドリアン・スーティル(ザウバー)がそのときの模様を語った。
ターン7でクラッシュを喫し、そこでクルマを止めていたスーティルはその後のことを『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に次のように語った。
「僕はあのコーナーでアクアプレーニングを起こしてしまったんだ。雨がだんだん強くなっていたからね。そこで黄旗が振られたんだけれど、その1周後に黄旗が振られている状況にもかかわらず、ジュールが同じところでスピンをしてしまったんだ。僕のときとほとんど同じようなクラッシュだったけれど、その結果はちょっと違っていたよ」
「(撤去作業用の)クルマが出てきて、僕のクルマを運びだそうとしていたんだ。そこであの事故が起こってしまった」
スーティルは、あのコーナーではほかのドライバーも事故を起こすリスクがあっただけに、自分がクラッシュをした時点でセーフティカーを導入すべきだったのではないかと次のように付け加えている。
「あそこのコーナーは、このサーキットの中でもとりわけ難しいところだということは誰もが知っていると思う。それにあのときはだいぶ暗くなってきていたし、雨も強くなってきていた。あそこで事故が起きたときには、すぐにセーフティカーを入れるべきだったんじゃないかな」