キミ・ライコネンがフェラーリと秘密裏に交渉中で、それは彼のマラネロでの立場を危うくしかねない内容だという。本人はこれを否定した。
おりしも鈴鹿サーキットでは、フェルナンド・アロンソとフェラーリが関係終了に合意したとの憶測が飛び交っている。
今季のフェラーリは、ライコネンも不振が続いている。鈴鹿でうわさされているのは、フェラーリがライコネンを解雇、2015年はセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とジュール・ビアンキ(マルシャ)のまったく新しいコンビで再出発するといったシナリオだ。
アロンソを取り巻くうわさについてライコネンは、母国フィンランドのテレビ局MTV3に、次のように語った。「彼(アロンソ)にきいてくれよ。僕には関係ないし、僕の問題でもない」
「ぜんぜん興味はないよ、ほんとうだ」
契約で事情は変わったかどうか質問された彼は、次のように押し通した。「いや、変わっていない」
今季苦戦中のライコネンだが、鈴鹿でマスコミに囲まれた彼は、ここ数戦、より運転が楽になってきたと語っている。
「いちどコツさえつかめば、すべてが一気に楽になる。この方向性を維持したいものだ」と、ライコネン。
「僕はフェラーリの人たちに100パーセントの信頼を寄せている。状況を打開してチームを本来の位置、すなわち集団のトップに戻るのは間違いない」
「僕自身は、契約もあるし将来に何の懸念も抱いていない」と、ライコネンは話していた。