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リカルド、東京で日本文化に触れる

2014年10月02日(木)12:39 pm

F1第15戦日本GPで来日したダニエル・リカルド(レッドブル)が1日(火)、東京に現れ、しばし日本の文化に触れた。

あいにくの雨のなか台東区の浅草神社を訪れたリカルドは、神殿で二礼二拍手一礼、レース必勝を祈願してご祈祷(きとう)を受けた。その後は、同じ区内の谷中に足を運び、山岡鉄舟ゆかりの名刹で知られる全生庵(ぜんしょうあん)で座禅を組んだ。あらゆる思考を停止、心を裸にする禅の境地に達することはできただろうか。

インタビューでリカルドは、次のように語った。「神社ではいい経験をさせてもらった。レース本番前にポジティブな思考を授かった気分だ」「禅の瞑想(めいそう)も僕にとって初めてだった。感情を制御する方法を教わったよ。心と身体の関係を理解できれば、レースで役に立ちそうだね」

「いまF1ドライバーズ世界選手権で3番手だが、シーズンの終わりでもっとトップに近づけたらうれしいな」「鈴鹿はコーナーが次から次へと迫ってくる、速くて流れるような技巧派サーキットだ。ひとつ失敗すると、それがあとに大きく響いてしまう。マシン性能とドライバーの腕が極限まで試される。ブラジル(インテルラゴス)と並んで首にキツいところだよ。トレーニングでは特に首を鍛えておかなければならない」

「鈴鹿は、自分にムチ打たなくても、あのすばらしいサーキットと観客をこの身に感じたら自然とやる気が出るんだ。鈴鹿はほんとうに大好きだよ。他のサーキットではレース後の表彰式が終わったら観客はさっさと帰っていくが、鈴鹿は多くの人が夜の10時ぐらいまでコースに残って雰囲気を楽しんでいる」

「日本で最高の思い出は、2012年にトロロッソで初めて走ったときだ。ミハエル・シューマッハ(当時メルセデスAMG)と10位を争ったんだよ。最後の10周にはシビレた。僕のキャリアでひとつの転換点になったレースだ。あのバトルは自分にとって大きな自信になった」

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