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フェラーリ、技術系従業員との民事訴訟に敗れる

2014年09月30日(火)7:10 am

処遇に不満のF1技術者と民事で争っていたフェラーリが、敗訴した。

元メルセデスAMGのイギリス人技術者スティーブ・クラークは2012年のシーズン前、上級技術アドバイザーとしてフェラーリに迎えられる。

当時、クラークの新しい役どころは同チームのレースエンジニアと伝えられていた。

ところが、それとは別にイタリア『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は、その後クラークがF1プロジェクトから外され、別のポストに「降格」となったと報じる。新たな部署では、冬季五輪のイタリア代表チーム向けにボブスレーの設計もやらされたとのことだ。

そこで48才のクラークは、チームを相手取ってモデナの裁判所に訴えを起こす。F1以外のポストへの格下げは「自らのキャリアにとって大きな汚点」だと主張したという。

判事はこれに同意、原告の「降格」は契約に背くものと被告のフェラーリにいい渡した。

複数の報道によるとフェラーリは、クラークに再びF1プロジェクトまたは同等の仕事を与えるよう命じられている。結果的にクラークは、円満退社となりそうだ。

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