明日9月30日(火)に17歳の誕生日を迎えるマックス・フェルスタッペンが、今週末に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP(10月5日決勝)の金曜フリー走行に出走するためのすべてのハードルをクリアすることになりそうだ。
フェルスタッペンは、来季トロロッソのレースドライバーとなることが決定しているが、それに先だって日本GPの金曜フリー走行1回目で史上最年少としてF1公式セッションにデビューを飾ることが予定されている。
これは、トロロッソをジュニアチームとして運営するレッドブルがフェルスタッペンにF1出走に必要となるスーパーライセンスを取得させるためのテストの機会を持たせたることに労を惜しまなかったよるものだが、これほどの若さで一気にF1の舞台へ駆け上ることは、これまでにはなかったことだ。
トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストは、少し前に「後は、彼が(日本GPに)間に合うようにライセンスを取得できるかどうか、FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の判断に委ねることになる」と語っていた。
そして、フェルスタッペン本人は自身の公式サイトに、もうひとつ義務付けられていたのがヘルシンキで行われた健康診断だったと認め、次のように語っている。
「スキャンや検査による完全な健康診断を受けた。医療チームは僕の健康状態や身体適性に関して問題ないと判断したよ」
さらに、フェルスタッペンはレッドブルのミルトンキーンズにあるファクトリーで、シミュレーター作業に懸命に取り組んだと次のように続けている。
「朝から夜まで1日中運転していたよ。最後に練習したのは鈴鹿だった。予定されている金曜フリー走行に備えてね」