メルセデスAMGが、F1シンガポールGP(第14戦)決勝で、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のクルマのステアリングに発生した電気系トラブルの原因を明らかにした。
【結果】F1第14戦シンガポールGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
メルセデスAMGが行った科学的調査の結果、ロズベルグのステアリングコラムの電気系統が「異物によって汚染されていた」ことが判明したという。
メルセデスAMGは公式ツイッターに次のように書き込んだ。
「その汚染は目には見えず、日曜日(21日)にニコがグリッドに向かうまではその兆候すら現れていなかった」
現在、メルセデスAMGではロズベルグとチームメートであるルイス・ハミルトンが今季のF1チャンピオンの座をかけて激しく争っていることもあり、メルセデスAMGが明らかにしたこの「汚染」に関しては、すぐに「陰謀」の可能性が取りざたされることとなった。
これに対し、メルセデスAMGは次のように主張し、陰謀説を否定している。
「明確にしておくが、その汚染物質は、そのコンポーネントに対して事前の保守作業で通常に使用されるものだった。陰謀などではない!」