かつて3度F1チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーであり、現在はメルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、2週間前に初開催されたフォーミュラEに対し、批判的なコメントを行った。
FIA(国際自動車連盟)の統括のもと、アレハンドロ・アガグを最高責任者としてスタートしたフォーミュラEは、9月13日(土)に北京の特設市街地コースおいて開幕。完全に電気だけの動力で走行するフォーミュラEの初レースには、多くの元F1ドライバーたちが参戦し、レース自体もバトルの多い白熱したものとなっていた。
だが、ラウダはそのレースが好ましいものとは思えなかったと、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように述べた
「私に言わせれば、これまで見てきた中で最悪のものだったよ」
「クルマはまるでオモチャみたいだし、サーキットを1台ずつ静かに這(は)い回るだけだ。私に言わせれば、これはモータースポーツじゃないよ」