2014年F1第14戦シンガポールGPが9月21日(日)、マリーナベイ・ストリート・サーキット(1周5.065km)で3日目を迎え、現地時間20時(日本時間21時)から行われた決勝でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝した。今季7勝目、通算29勝目。
【結果】F1第14戦シンガポールGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
ポイントランキングトップだったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)はリタイアに終わり、ハミルトンがここで一気にF1チャンピオン争いのトップに立った。
レースは開始前から波乱の展開となる。ポイントランキングトップのロズベルグが電子系トラブルのためフォーメーションラップでスタートできず、ピットレーンスタートに。さらに、小林可夢偉(ケータハム)はフォーメーションラップ中にクルマにトラブルが発生してしまいストップするという事態となった。
レースはポールポジションからスタートしたハミルトンが快調に走行。スタートで2番手に上がったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手に上がったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)との差を広げていく。アロンソはピットインのタイミングでいったんはベッテルの前に出る。だが、31周目にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)のウイングが脱落したことでセーフティカーが導入されると、アロンソはここでピットイン。ベッテルはそのままステイアウトし、最後まで走りきる作戦をとる。
ロズベルグはピットインするも、ギアがうまく作動しないというトラブルが起こり、そのままリタイアとなった。
終盤、最後のピットインを行ったハミルトンはいったんトップに立ったベッテルの後ろでコース復帰するが、すぐに追い抜き、2時間ルールが適用されて本来より1周短縮されたレースをトップでチェッカーフラッグを受けた。2位にセバスチャン・ベッテル、3位にダニエル・リカルドのレッドブル勢が入り、表彰台を獲得している。
4位から10位までの結果は次の通り。4位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、5位フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、6位ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、7位セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8位キミ・ライコネン(フェラーリ)、9位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、10位ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)。
次戦はいよいよ日本GPだ。鈴鹿サーキットで行われる2014年F1第15戦日本GPは、10月3日(金)の10時に開幕。決勝は10月5日(日)の15時にスタートする。