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「できる限りハードに攻めていく」フェラーリ、F1シンガポールGPプレビュー

2014年09月19日(金)10:58 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われるF1第14戦シンガポールGP(9月21日決勝)開幕にあたって、記者の質問に答えた。

フェルナンド・アロンソ「無線ルール変更の影響はあまりないだろう」

■このレースから無線での通信内容が制限されることについて

アロンソ:正直に言って、それほど大きな違いはないと思う。レースそのものや、週末に向けての準備にも大きな影響はないと思うよ。いずれにしろ、フェラーリではこれまでも無線をパフォーマンスに関する理由で使ってはいなかったからね。僕たちは、無線を温度の管理や、コース上の状況や戦略に関することに使っていただけなんだ。ほかのチームにどういう影響があるかは分からないけれどね。

アロンソ:こういう変更に関しては、メディアによって注目が集まるということがよくあるんだ。FRIC(サスペンションシステム)のときみたいにね。でもあのときだって、結局レースでは特に目立つような影響はみられなかった。今回の無線のルールもそれと似たようなものになると思う。サッカーやバスケットで監督が自分の選手たちに話ができないのと同じようなものさ。結局のところ、ボールをシュートするのはプレイヤーだからね。それによって僕たちのドライビングスタイルが変わることはないよ。僕たちがサーキットでどのように走ればいいか知らないわけじゃないからね。

■直前に起こったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とのトレードのうわさについて

アロンソ:そういううわさがイタリアから出たということが悲しいよ。それはフェラーリのためにならないし、残念だ。みんながここへ集まっているのはそのためだし、フェラーリは誰よりも、あるいはF1よりも大きなブランドだからだ。

アロンソ:僕はフェラーリをものすごく尊重しているし、チームのみんなとともにいい雰囲気をたもとうと頑張っている。すごく団結したチームにするためにね。それが僕たちが必要としていることだし、みんなが僕たちに期待していることでもある。だから、こういううわさがイタリアで起こることの意味が分からないんだ。

■マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでは燃費が重要だと言われていることについて

アロンソ:ここでは燃料がきつくなるというのはその通りだし、僕たちももっと節約しないとならないだろうね。でも、それはうまく管理できるはずだし、ほかのサーキットに比べればここのレイアウトは追い抜きを防ぐための動きがあまり必要ではないから、燃料をセーブするのはかなり楽だと思う。

■フェラーリ会長を辞任したルカ・ディ・モンテゼモーロについて

アロンソ:モンテゼモーロは何年も僕たちのリーダーだったし、フェラーリにとっては素晴らしい時期だった。彼が新たなプロジェクトで成功することを祈っている。そして新しい会長にも今後大きな成功が訪れることを願っているよ。

キミ・ライコネン「シンガポールの気候は気にならない」

■このレースから無線での通信内容が制限されることについて

ライコネン:僕の場合は普段無線であまり時間を使うことはないんだ。問題さえなければね。クルマにトラブルが発生してしまい、レースを完走するために何かを変更しなくてはならなくなったようなときには、かなりややこしいことになるかもしれないね。これまでよりももっと難しくなるかもしれない。でも、それもレースの一部だよ。

■今後のレースについて

ライコネン:シーズンの残りのレースでは、できる限りハードに攻めていくつもりだよ。自分としてもチームとしても、もっといい成績を得たいと思っているからね。それは難しいだろうと思うし、もちろん今季はもっといい成績を期待していたけれど、そうはなっていない。でもチームとしてはいくつかかなりいい改善もできたし、僕も以前よりは満足できている。まだやるべきことはたくさんあるけれどね。

■シンガポールの気候条件について

ライコネン:気候に関しては、これまではあまり問題になったことはないよ。実際のところ、以前もそうだったし、今年もそうだけど、それほど暑いとか湿度が高いとは感じないんだ。クルマもほかのサーキットよりは低速だしね。

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