レッドブルの育成ドライバーであるカルロス・サインツJr.の父で伝説的ラリードライバーであるカルロス・サインツが、16歳のマックス・フェルスタッペンを選んだレッドブルの決定について語った。
20歳のサインツJr.は、今年フォーミュラ・ルノー3.5シリーズで活躍し、2戦を残してドライバーズランキングのトップに立っており、レッドブルの育成ドライバーの中でも最もF1に近い存在と見られていた。
しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、今年カートからF3にステップアップしたばかりのフェルスタッペンを来年からトロロッソの正ドライバーに抜てきし、多くの関係者を驚かせた。
「私たちは非常に動揺したが、やる気を失ってはいない」とカルロス・サインツが語ったとイタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』が伝えている。
フェルスタッペンのF1デビューが発表された直後に、サインツ父子はマルコと会談し、レッドブルの育成ドライバーにとどまれば将来F1にステップアップできる可能性があることを確認したという。
サインツは息子の将来について楽観的だ。
「レッドブルのドライバーがフォーミュラ・ルノーでチャンピオンを獲得したことはない。だから、ついにそれがかなった年に、新たなチャンピオンが行き場をなくすようなことになったら驚きだ」とサインツは話している。