今週末、ナイトレースとして開催されるF1シンガポールGP(21日決勝)だが、予想もしなかった障害に見舞われる可能性が出てきた。
シンガポールの環境局が、インドネシアの熱帯雨林で発生した山火事による大気汚染がシンガポールに到達しており、そのレベルはここ数日間において「健康に影響を及ぼす」程度に達していると警告している。
シンガポールGP主催者の代理人は、『Speedweek(スピードウィーク)』に対し、「関係当局と密接に連絡を取り合っている」とした上で、次のように続けた。
「だが、レースへの影響に関しては2つのシナリオが考えられるだけだ。ドライバーにとって視界が非常に悪くなるのか、あるいは観客の健康を害する恐れがあるかだ」
だが、今回の山火事の影響は、直近24時間においては改善しつつあると言われており、大気汚染のレベルも減少しつつあるという。さらに、強い雨が降ったことも大気中の汚染物質の除去を促進したとされている。