スイス警察がミハエル・シューマッハの自宅周辺の警護に当たっていると報じられている。
今週、かつて7度F1チャンピオンに輝いた伝説的元F1ドライバーであるシューマッハが、昨年末のスキー事故以来8か月以上に及んだ入院生活に別れを告げ、レマン湖のほとりにある自宅へと戻ったことが明らかとなった。
そのニュースは世界中で歓迎されたものの、これによりシューマッハの自宅があるスイスの町グランには大勢のカメラマンやテレビの取材班が押し掛けることとなった。
その中にはロシアの通信社のように、シューマッハの自宅の映像をライブ配信しようとしたところもあると伝えられている。
ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、「グランの警察は迅速な対応を行った。彼らはレマン湖のシューマッハ邸の周辺を一晩中パトロールし、カメラマンや放送局のスタッフを追い払った」と報じている。
スイス警察の広報担当官もこれを認め、「我々は、あつかましい人々によって住宅周辺の平穏が損なわれることを望まない」と語ったとされている。
なお、『Bild(ビルト)』によれば、シューマッハの帰宅はスムーズに行われたという。現在は、看護師や理学療法士たちによる医療チームが24時間態勢でシューマッハの介護に当たっているとされている。