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カナダ人実業家によるザウバー買収交渉は決裂か

2014年09月11日(木)11:52 am

うわさされていたザウバーF1チームの買収交渉が破談に終わったと報じられている。

最近、カナダ人実業家であるローレンス・ストロールが、財政的危機に陥っているザウバーの買収に動いているようだとのうわさが強くささやかれていた。ストロールはファッション業界の大物であり、フェラーリとの関係も深いことで知られている人物だ。

これまでストロールには、F1の商業権の買収を目指すために投資家集団をまとめあげる動きをしているともうわさされていたが、スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は最近次のように報じていた。

「モンツァのパドックでは、彼はザウバー買収まであとわずかのところまで来ているとうわさされていた」

「その契約がまだ締結されていないのは、ペーター・ザウバー(チーム創設者/オーナー)が大き過ぎる金額を求めているためだと言われている」

ザウバーの情報に詳しい『Blick(ブリック)』紙のF1記者であるロジャー・ブノワは、「これまでに試みられたザウバーの買収は、さまざまな理由によりとん挫していた」と書いている。

だが、カナダのフランス語新聞である『La Presse(プレス)』は、ストロールはその契約を取りまとめられるかもしれないと報じていた。

F1カナダGPの前責任者であり、ストールのことをよく知るノルマン・ルゴールは『La Presse(プレス)』に対し次のように語った。

「彼(ストール)はフェラーリと何年にもわたって非常に密接な関係を持っている。彼はモータースポーツのことをよく知っているし、F1関係者やバーニー・エクレストン(F1最高責任者)のこともよく知っているよ」

ルゴールは、ザウバーに関するストロールのうわさは「非常に信ぴょう性があるかもしれない」と付け加えていた。

だが、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』のロベルト・チンケーロ記者は、最終的に今回の買収交渉は破談に終わったと次のように伝えている。

「今回の交渉は成立しそうに思われていた。だが、イタリアGP間際にすべて決裂した」

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