元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、フェラーリへの移籍がかなわなかった原因がミハエル・シューマッハだったことを明かした。
現在38歳のモントーヤは、かつてウィリアムズとマクラーレンで活躍し、2006年の途中でF1を離れた。その後はアメリカのNASCARシリーズへ転向したが、今年はインディカーで活躍している。
F1第13戦イタリアGPで久しぶりにパドックを訪れたモントーヤは、明るく次のように語った。イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』が伝えている。
「ここで大勢の友達に会ったよ」
「自分が働かなきゃいけなかった頃とは違う」とモントーヤは笑顔で話している。
モントーヤは2005年にウィリアムズからマクラーレンに移籍したが、その際にフェラーリに移籍する可能性もあったといううわさがある。
これについて聞かれたモントーヤは、「絶対に不可能だった」と振り返った。
「チームにはミハエル・シューマッハがいて、僕を嫌っていたんだ」
「でも今の彼の状況は本当に残念に思う。回復し続けることだけを願っているよ」
また、現在のF1についても好意的なコメントを残している。
「今も運転は難しそうだし、やりがいがありそうだ」とモントーヤ。
「遅くはなったが、それはタイヤのせいだ」
イタリアGP開催地モンツァのコースレコードはいまだに2004年ウィリアムズ時代にモントーヤが出したタイムである。今年のポールタイムはそれより約4.5秒遅かった。