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チーム売却のうわさに沈黙を守るザウバー

2014年09月09日(火)11:02 am

ザウバーが、有名ファッションブランドのオーナーであり、自動車レースの大ファンであることが知られているカナダ人大富豪のローレンス・ストロールにチームを売却するようだとのうわさが流れている。だが、スイスに本部をかまえるザウバーはいまだに沈黙を守ったままだ。

7日(日)に、ドイツのメディアが、財政的苦境に立たされているのが明らかなザウバーがストロールとの間でチーム売却の話し合いを行っていると報じた。ストロールの息子ランスは、現在ザウバーにエンジンを供給しているフェラーリの若手育成プログラムのメンバーでもある。

さらに、『Motorsport.com』も、ストロール自身と近い関係にある関係者の証言をもとにその情報が正しいと伝えている。ストロールは、有名なファッションブランドであるマイケルコース、トミーヒルフィガー、そしてレッドブルのスポンサーでもあるペペジーンズのオーナーであり、かつてF1が開催されたこともあるモントランブラン・サーキットを所有していることでも知られている。また、多数のフェラーリを所有しているとも言われている。

だが、『Blick(ブリック)』のベテランF1記者であるロジャー・ブノワは、こうした報道に関して疑問の目を向けている。

「ほかの買収交渉が失敗に終わったのを目にしてきた」とブノワ。

「さらに、ストロールはロータスとも関係を持っている」

「1年前にはロシアとの一件(ロシア企業団によるザウバー救済契約)もあったことだし、様子を見てみよう」とブノワは付け加えている。

スイスの有名な報道機関である『20min.ch』は、ザウバーのチーム創設者であるペーター・ザウバーや、現在F1唯一の女性チーム代表であるモニシャ・カルテンボーンはこの件に関して「ノーコメント」と語ったと報じている。

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